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診療内容
medical information
パニック障害・不安障害
症状
予知できない反復する強い不安発作をパニック発作と呼んでいます。 症状としては、動悸(心臓がどきどきし、脈が速くなる)、胸痛、窒息感(息ができない感覚、息が止まりそうになる感覚)、めまいなどため、死を感じたり、自己コントロール感覚を失い、強い恐怖感を生じます。 特定の状況(電車、バス、人前など)でおこると、その状況に対する不安(予期不安)が強くなり、そういう状況を避けたいという気持ちが強くなるのも特徴です。
治療
抗うつ剤としても用いられるSSRIがよく効果を発揮する場合があります。 行動療法や森田療法・精神分析療法など、専門的な心理療法・精神療法が効果を発揮することがあります。 治療などについては、ご来院の上、医師にお気軽にご相談ください。
うつ病・うつ状態
躁病(そう状態)とともに、気分(感情)障害という考え方に含まれている疾患です。 うつ病(うつ病エピソード)の診断としては、ICDー10という国際診断基準では、1日の大部分を占める病的うつ気分が毎日、2週間以上続き、楽しいことが面白くない、疲れやすい状態で、自信や自尊心の喪失、自責・罪責感、死や自殺への反復する考え、未遂行為、思考力低下、決断困難、精神運動の遅滞や焦燥感、睡眠障害、食欲低下と体重変化などのうちのいくつかを当てはまるものとされています。
病因
うつ病の病因・病態には、脳内のモノアミン(セロトニンやノルアドレナリンなど)が関連しているとする説(これをモノアミン仮説と呼んでいます)や、ストレス仮説(視床下部ー脳下垂体ー副腎系、HPA系の機能亢進でストレスホルモンのバランスが崩れ、脳の細胞に影響を及ぼす)、脳の細胞内情報伝達系の異常の仮説などがあります。
うつ病の治療では、研究では、中等度のうつ病までは、心理療法(精神療法)と抗うつ剤の効果は大きな差がないことがわかっています。 例えばCBT(認知行動療法)であれば、より現実的・適応的な思考・行動パターンを見出していくことで、うつ病への治療効果が期待できるということを示しています。 うつ病についても早期治療の開始が大切です。場合によっては抗うつ剤や抗不安剤を用いて治療を開始することもあります。 まずは診療にお越しください。治療内容は十分に相談のうえ、決定させていただいております。
強迫神経症
強迫観念(強迫思考)と強迫行為からなる疾患のことです。 強迫思考は、違うと自身でわかっていても、繰り返し頭に浮かんでくる信念・考えで、患者さん自身に苦痛を与えてしまうほどの観念・思考です。 そして、その浮かんだ観念・思考に従ってしまい、意味がない・必要のないことだとわかっているにもかかわらず、理屈でわかっていても、くり返し行為をせずにはいられなくなった状態です。 抗うつ剤としても用いられるSSRIがよく効果を発揮する場合があります。 行動療法や森田療法など、専門的な心理療法・精神療法は当院では行っていません。 治療などについては、ご来院の上、医師にお気軽にご相談ください。
統合失調症
概念
かつては”精神分裂病”とも言われていましたが、疾患を早期に発見し、適切な治療を継続すれば、良好な経過も可能な疾患です。DUP(統合失調症発症後から薬物治療開始までの期間)が短い方が予後が良いことが知られています。 10代後半から20代に発病することが多い疾患です。
大きくは陽性症状と陰性症状があります。 陽性症状としては、幻覚・妄想や自我障害(つつぬけ体験やさせられ体験)などの精神病性症状と、行動や思考のまとまりのなさや興奮・滅裂・昏迷などの解体症状がみられることがあります。 陰性症状は、思考や会話、感情、意欲などの低下、減弱などがめだつ症状があります。 また認知機能の低下を生じることがあり、早期に治療を開始することで、認知機能を維持・向上していくことも治療の大きな目標となります。
統合失調症は、なるべく早くに治療を開始した方が経過が良好であることが知られています。 薬物療法、認知行動療法などを含めた精神療法を早期に適切に受けることが大切です。 副作用の少ない薬物が開発されてきており、今日では非定型抗精神病薬と呼ばれる、新しい世代の治療薬を用いることが推奨されています。 当院では薬物療法と標準的な精神療法を行っていますが、電気けいれん療法やクロザピンという副作用の強い薬物治療は行っていません。 治療の方法や内容については、ご来院のうえ、医師にお気軽にご相談ください。
睡眠障害
睡眠障害は一般的に、1.睡眠異常と2.パラソムニアに大きく分類されます。 1.睡眠異常には、睡眠の量、質、時間的調節の障害、不眠、過眠、睡眠・覚醒リズム障害があります。 2.パラソムニアは、睡眠中におこる異常現象(行動)とされています。 不眠症には、入眠困難(寝つきがよくない)、中途覚醒(睡眠が持続せずに中断する)、熟睡感がない、早朝覚醒(朝早くに目が覚めてしまう)などがあります。 過眠症の症状としては、昼間の過剰な眠気、睡眠発作などがあり、ナルコレプシーなどが原因の場合もあります。脳の異常で過眠症が起こる場合もあり、脳炎、髄膜炎、脳損傷、脳腫瘍、脳血管障害、脳の変性疾患、代謝性疾患、ホルモン異常で生じることもあります。 睡眠覚醒リズム障害は、個人の睡眠覚醒リズムと、生活環境で要請される睡眠覚醒スケジュールとがずれている結果として、不眠や過眠の症状が生じてしまうものを言います。 悪夢は、恐怖や不安を伴う夢を見ることを言います。鮮明な体験を覚えていることがあります。同じ内容の夢が繰り返されることもあり、ご自身の安全や生存に関連する内容であることが多いです。一部の薬物の内服や中止の影響で生じる場合もあります。 これらのような睡眠障害については、ご本人への問診だけでは診断できないことがあります。家族・パートナーの方への問診で初めてわかることもあります。 また、より専門的な睡眠検査が必要な場合もあります。睡眠医療の専門病院・クリニックをご紹介する場合もあります。 お気軽にご来院時に医師までご相談ください。
睡眠障害の治療には睡眠薬や抗不安薬を用いることがあります。 当クリニックでは、睡眠障害の治療薬開始前に、睡眠覚醒スケジュールの状態を把握するため、睡眠覚醒リズムをご自身で記録いただく(睡眠日誌と呼んでいます)を1~3か月つけていただいてから、治療導入する場合が あります。 安易な睡眠薬の使用を避けることで、薬物の副作用や依存傾向の予防を行うようにしております。 ご不明な点がございましたら、ご来院時に医師までお気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の治療(CPAP)について
他の病院・クリニック様でCPAP治療を受けておられる方は、当クリニックでもCPAP治療を行っております。 お気軽にご相談ください。 なお、睡眠時無呼吸症候群の簡便な検査であれば当クリニックでも可能なものがありますが、確定診断やCPAP治療の新規開始については、他の睡眠専門医療機関での精密検査をお勧めいたします。 ご来院時に医師までお気軽にご相談ください。
認知症
認知症は、65歳以上の高齢者の3~7%、近年の調査では10%ともいわれています。 認知症を引き起こす原因としては、脳内にタンパク質などの物質が蓄積し、神経細胞が脱落し機能障害が生じる場合(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症など)、脳梗塞などの脳血管障害が原因の場合(脳血管性認知症など)が主なものです。 認知症の診断・治療には脳の画像検査(MRI、CTなど)や血液検査(甲状腺ホルモン、その他)が不可欠です。当クリニックだけで実施困難な検査については、他の病院やクリニックを紹介する場合があります。 ご来院時に、お気軽に医師までご相談ください。
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