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睡眠障害

睡眠障害とは

睡眠障害は、適切な睡眠が取れず、日常生活に影響を及ぼす状態です。不眠症、過眠症、睡眠中の異常行動などが含まれます。

一般的に、1.睡眠異常と2.パラソムニアに大きく分類されます。
1.睡眠異常には、睡眠の量、質、時間的調節の障害、不眠、過眠、睡眠・覚醒リズム障害があります。
2.パラソムニアは、睡眠中におこる異常現象(行動)とされています。
不眠症には、入眠困難(寝つきがよくない)、中途覚醒(睡眠が持続せずに中断する)、熟睡感がない、早朝覚醒(朝早くに目が覚めてしまう)などがあります。

過眠症の症状としては、昼間の過剰な眠気、睡眠発作などがあり、ナルコレプシーなどが原因の場合もあります。脳の異常で過眠症が起こる場合もあり、脳炎、髄膜炎、脳損傷、脳腫瘍、脳血管障害、脳の変性疾患、代謝性疾患、ホルモン異常で生じることもあります。

睡眠覚醒リズム障害は、個人の睡眠覚醒リズムと、生活環境で要請される睡眠覚醒スケジュールとがずれている結果として、不眠や過眠の症状が生じてしまうものを言います。

悪夢は、恐怖や不安を伴う夢を見ることを言います。鮮明な体験を覚えていることがあります。同じ内容の夢が繰り返されることもあり、ご自身の安全や生存に関連する内容であることが多いです。一部の薬物の内服や中止の影響で生じる場合もあります。
これらのような睡眠障害については、ご本人への問診だけでは診断できないことがあります。家族・パートナーの方への問診で初めてわかることもあります。
また、より専門的な睡眠検査が必要な場合もあります。睡眠医療の専門病院・クリニックをご紹介する場合もあります。

お気軽にご来院時に医師までご相談ください。

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚める、日中の過度な眠気などが挙げられます。

症状

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚める、日中の過度な眠気などが挙げられます。

日常生活の中で現れやすいサイン

朝起きても疲れが取れていない
昼間に強い眠気を感じる
ベッドに入ってもなかなか寝付けない
夜中に何度も目が覚める
日中に突然眠くなる
頭がぼんやりして集中できない
いびきが大きい、または息が止まる

治療について

睡眠障害の治療には睡眠薬や抗不安薬を用いることがあります。
当クリニックでは、睡眠障害の治療薬開始前に、睡眠覚醒スケジュールの状態を把握するため、睡眠覚醒リズムをご自身で記録いただく(睡眠日誌と呼んでいます)を1~3か月つけていただいてから、治療導入する場合が あります。

安易な睡眠薬の使用を避けることで、薬物の副作用や依存傾向の予防を行うようにしております。

ご不明な点がございましたら、ご来院時に医師までお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の治療(CPAP)について

他の病院・クリニック様でCPAP治療を受けておられる方は、当クリニックでもCPAP治療を行っております。

なお、睡眠時無呼吸症候群の簡便な検査であれば当クリニックでも可能なものがありますが、確定診断やCPAP治療の新規開始については、他の睡眠専門医療機関での精密検査をお勧めいたします。
ご来院時に医師までお気軽にご相談ください。

診療科目

当院では、専門医が患者さまお一人おひとりに寄り添いながら、最適な治療をご提案します。

うつ病・うつ状態

睡眠障害

睡眠時無呼吸症候群

強迫神経症

発達障害

統合失調症

パニック障害・不安障害

認知症